自動車保険 等級

2013年4月から自動車保険の等級制度が変わったことをご存知ですか？

ここを押さえて補償額を決めないと、いざ保険が必要になったときに
高い保険料を払っているにも関わらず「使わないほうが安くすんだのに～」
という事態になりかねない改正だったんですよ。

では、何が変わったかといいますと、
初めての加入（その会社に、では無く保険自体にという意味です）の方は
６等級から始まるのは変わりありませんが、対象者の設定年齢で割増引率
というのも変わりました。
マイナス７％からプラス４％というだいぶ大きな違いがあります。
（全年齢補償とか、ｘｘ歳以上補償という条件を指定できます）

そして、最高等級（一番割引率が高い）は２０等級、最低等級（一番割増率が高い）
が１等級というのは変わりありませんが、事故を起こして保険を使った場合は、
翌年から同じ等級でも最大１９％も割引率が変わってしまいます。

更には、事故の大きさから最大３年間も等級がダウンするという制度も
新設されました。
（なんと４年後に元の等級に戻るということです）

大雑把にいいますと、
新規に自動車保険に加入された方は、無事故で１３年加入続けると最大等級の
２０等級になれ、割引率は６３％になります。
一方で、事故があった場合には、同じ２０等級でも４４％の割引率にしかなりません。


制度が変わった理由は、
「契約者間の保険料負担の公平性の向上を図ること」らしいのですが、
事故を起こしても保険を使えない、使うと損になる本末転倒な改正である事は
否定できません。

ですが、保険が無ければ事故を起こした際に加害者も被害者も不幸になる事は
間違いありませんので、無保険という選択だけはしないで頂きたいです。

タグ：自動車保険 等級 保険